最近人気の「アドラー心理学」を紹介する『嫌われる勇気』という本は、「人間関係の悩みは全て対人関係である」という精神科医、心理学者アルフレッド・アドラーの思想を分かりやすく紹介しており、子育てにも有用なエッセンスがたっぷり詰まっていて大人気となっています。
おうちで英語力をつけてあげたいと様々な取り組みをするママのために、アドラー心理学の要素を取り入れて子供とママがストレスなく英語力を身につける秘訣を3つご紹介します。
1.「自分と子どもは別の課題を持っている」という意識を持つ。
英語子育てを始めたら、お子さんが思ったように興味を持ってくれない。
こんな時どう考えたらよいでしょうか?
うちの子、大丈夫かしら?英語できるようにならないのかしら? と思ったことはありませんか?
子供の反応がよくないと不安になるものですよね。
アドラー心理学では、誰でも自分の課題を持っており、お互いの課題に踏み込むべきでない、と考えています。
子供が自分で選んだことに自分で取り組んだ結果がどうであれ、その責任を引き受けるのは子供自身なのだから親が踏み込むべきでないということです。例えば、失敗しないように先回りして口出しする、などはしてはいけないのです。「ちゃんとやらないと英語が分からなくなるよ。」などと発言するのも子供の課題に踏み込んでいることになりますね。
それを踏まえて、英語力を家庭で身につけたい場合にはこう考えたらいかがでしょう?
親には親の、子どもには子どもの、自由な考えがあり、自由に行動する権利がある。
ママが一生懸命「英語楽しいよ!遊ぼうよ!」と働きかけても、子どもはある時はノリノリで、ある時は全然ノラなくて・・・ということはよくあることですが、そんな現象は当たり前だということですね。
子どもには自分の課題(英語力を身につけること)に関して自由にふるまう権利があるからです。
やるかやらないか、受け取るか受け取らないかは子供が決めることなのです。
そう考えたら、気持ちが楽になりませんか?
親子で英語力を育むには何年もの時間がかかります。
親子ともに楽な気持ちででなければ継続することは難しいですね。
ママも子供も両方が楽な気持ちでストレスなく英語を楽しんで身につけるためには、
子供がのびのびと自分の考えで自由に行動することを楽しんでいるか、
ママは子供の課題に口出しせず気楽に取り組めているか、
是非チェックしてみてくださいね。
2.今この瞬間を楽しむ勇気を持つ。
「子どもには自由にふるまう権利があり、やるかやらないか、受け取るか受け取らないかは子どもが決めること。」とお伝えしましたが、
では、子どもがずっと英語に興味を持たなかったら? と不安になった方もいらっしゃることでしょう。
現在の子どもの「行為」だけを見て、このままいったらきっといつまでも英語に興味を持ってくれないだろうと心配する。そして、親子で英語を楽しもうとしても子どもが必ずやるかは分からないと不安になってしまう。
こんなマイナスの連想をしてしまい、英語子育てに踏み出せないのですね。
初めておうちで英語遊びにチャレンジするのは大変勇気がいることです。アドラー心理学では、幸せを感じるために必要なのは「勇気」であるとしています。そして、私たちが努力できるのは「今この瞬間」だけととらえています。
お子さんが小さいうち、「今この瞬間」に一緒に楽しめるのなら、毎日、少しずつ一緒に楽しんで積み重ねていく。その結果として、英語に興味が湧き英語が好きなお子さんになるかもしれない、と考えてはいかがでしょうか。
子どもが楽しむ日があっても楽しめない日があってもいちいち気にせず「今この瞬間」だけを楽しむことをやってみる、そんな勇気を持ってみませんか?
実際、ちょっとやってみる勇気を持っている人はやはりどんどん変化していますし、皆さんとても楽しそうです。
幸せを実感する能力が高そうですね。
楽しい瞬間の積み重ねがなければ英語好きでグローバルなお子さんにするのは困難です。
是非、将来を心配するのはやめて、今この瞬間を楽しむ勇気を持ってみませんか?
お子さんと英語あそびを今、この瞬間にまず始めてみてくださいね!!きっと今ママが実感する幸せは未来へつながっていくはずです。
3.誰かの役に立つ!を実感する。
勇気を持って毎日楽しみながらお子さんと英語を楽しむ、
そんな「ちょっとやってみる派」になる準備はできつつありますか?
英語で遊び始めると、ママの心配などよそに子供たちはとっても楽しそうになると思いますよ。
なぜなら、ママが一緒に遊んでくれるのが嬉しいからです!
「遊ぼうよ~」と言われても「忙しいから後でね」とお子さんにかわいそうなこと言ってしまった経験はありませんか?どのママも自分を責めて落ち込んだりした経験があることでしょう。ですが、実はそんな時、遊んであげなくちゃ、と思う必要もありません。
ママが好きなこと、お料理、ハンドメイド、メイク、ネイル、洋楽、映画、ダンス, etc.どんな内容でも構いません。自分が好きな分野のことを英語で見たり聞いたり読んだりしてみてください!楽しんでいる姿をお子さんに見せるだけでいいのです。
ママの遊びに子供を引き込んでしまいましょう!
そして自然に英語が聞こえる環境にしてしまうのです。
自然に英語に触れるということがいかに素晴らしいか、ご存知の方も多いですよね。
ママが楽しそうに遊んでいるから私も僕も一緒にやりたい!という子になって、ママが楽しいことを子供が楽しんでくれる、これは最高に幸せなことですね。
更に素晴らしいのは、お子さんの楽しそうな姿を見ると「私はこの子の役にたってるな~!」と実感することができます。
「誰かの役に立つ」を実感することこそ、アドラー心理学では幸せを感じる方法なのだそうです。
ママが英語で楽しむことで、子供も楽しくて将来の英語力のための役に立っている!
こんな幸せを実感してみませんか?
まとめ:アドラー心理学を活かす、英語が楽しくなる!まほうのQuestion
親子の関係は最も大切な対人関係と言えますね。アドラー心理学を上手に取り入れて幸せに英語力アップを目指してみませんか?英語が楽しくなるまほうのQuestionをご紹介します。是非ママがご自分に問いかけてみてくださいね!
◎お子さんがのびのびとしていてほしいと思いますか?
◎ちょっとやってみたくなったものは何ですか?
◎お子さんの笑顔はママの幸せに役立っていますか?
◎Happy Child と何して遊びましょうか?