ずっと海外への憧れがあったんだよね
英語の達人インタビューVol.2、お答えいただいたのは茨城県在住のKazumiさん。
私と同世代のなんと50歳。海外へ行くとオーバーオールにスニーカーなんていでたちで空港のBaggage claim にいるから、「大丈夫?」と聞かれることがよくあるのだそう。たぶん20歳くらいの大学生に見られてるんだよね、とケラケラと笑う、とても明るい女性。
2人のお子さん達ももうすぐ成人とは信じがたい。
私はひょんなことからそんな彼女とFacebookで知り合い、意気投合。遊びに行ったり来たりする貴重な友人なのです。
彼女がなぜ英語の達人なのかというと、独学で、しかもFacebookを始めたつい数年前から努力を重ねて英語を楽しんでいるから。
(Q) 英語は好きな学生だったの?
(A)嫌いじゃなかったよ。
(Q) どうして好きになったと思う?きっかけはある?
(A) 中学で通ってた英語塾で、英語は簡単で楽しいなと思ってたけれど、中2で難しくなってだんだんつまらなくなってった。ただ、海外への憧れはあった。外国人ってかっこいい~って思ってた。意見をはっきりいう人もかっこいい~。自分と同じ匂いがしたからかな。
(Q)憧れの海外の経験は?
(A)初海外はオーストラリア。働いてる友達のところにホームステイしたの。10日くらいお世話になって、それから別の都市へダイビングに行ったの。現地にいる日本人の英語がかっこいいな~って思ったね。ほら、”This is ~speaking.” とか、”No problem.” とかの簡単な英語だったけどね。
独学のきっかけはFacebookに届いた、Hello!というノック。
当時から英語は好き。でも勉強の仕方が分からない。英会話教室に行かなきゃ話せるようにならないんだろうなぁと思って、でも時間もお金もなくて通えなくて。毎年、年始の抱負は「英会話やりたい!」って願ってたんだけどね。
(Q) Kazumiさんが英語教育で最も良かったと思うものは何?
(A) そりゃあFacebookだよね(笑)
(Q) そこがまず驚き!(笑)英語学習とは無縁な感じのFacebookをどんな風に使ったの?
(A) FBの外国人の最初の友達はフロリダの男性で。Hello!ってメッセージ来たから返事したら通じたのが嬉しかったなぁ。それで、Google翻訳を使ってやりとりを始めたら、「分かんない」と返事が。それでいろんな辞書アプリを入れてまたチャレンジして送ったの。
彼は「待ってるから大丈夫!」って言ってくれて。だから毎日書いて英訳するようになって。向こうも「それってこういう意味?」って聞いてくれるし。楽しいのね。そのうち相手のことが分かってくるし、彼の家族ともFBで友達になったりして、会いに行きたいなと思うようになって。
その頃ちょうど転職してお金の余裕ができるようになったから、「よし!行こう!」と思ったの。
会いに行きたい!その気持ちで話す練習が始まった。
(Q)Facebookでフロリダに友人ができたのがきっかけで、メッセージのやりとり(Writing)から英語の独学が始まったのね。それで余裕ができたタイミングで彼や家族に会いに行った。
(A)そうそう!メッセージのやりとりで文章から始まった英語の勉強だから、アメリカへ行くとなったら話したいじゃん?だからね、行くまでの間、You Tubeを見て書いて、真似して言ったよ。1つを50回くらいね!
旅行に必要なフレーズだなと感じたら何十回も見るの。
’cheeseburger’ばっかり練習した日もあった。”Keep the change. I need three dollars.”ってタクシーで言ったりすると、”Oh, thank you!”って言われて。「あ~、通じた!!」って嬉しいんだよね。タクシーのドライバーさんの話も分かったりするしね。
聞き取れるけど話せないのが悩みだね。だから聞いてそっくり真似する、を繰り返してるの。動画の口元の形や動きまでね。
参考にした動画は?
(Q)どんな動画を参考にしてるの?
(A)YouTuberも選んで見てるよ。
最近のススメは、初心者向けだけどおもしろいこれ。ハワイ在住の3姉妹が英語を教えてくれる。楽しい動画。
cheeseburgerはこれで見たかな。有名なChikaさんの。
慣れない英語を話す恥ずかしさを克服することが大事じゃない?とかずみさんは言う。
そして毎年アメリカ一人旅が始まった
2014にフロリダへ行ったのを皮切りに、2015にはニューヨークへ。
そして今年も秋に再びニューヨークへ一人旅の予定。
友人を訪ねたり、旅する前に現地に友人を作ったりして、一人旅なんだけれどただのツーリストじゃない、ツアーじゃ味わえない旅を楽しんでる。特に去年のニューヨークでは、スタッテン島のこじんまりとしたお洒落なホテルに滞在してホストのママと親子のような時を楽しんできた。その宝物のような時間のことを聞くたびに私もあたかもそこにいたかのように幸せで、その風景が浮かんでくるのだ。
「自分から話しかければ相手は理解しようとしてくれるよね。だから、地元の人に話しかけたのね。ツアーじゃない生活だよね。」
英語の音に浸って、現地の人たちとの暮らしを楽しむ。
Kazumiさんにとって最高に幸せな時間だ。
『ライオンキング』が英語で全部理解できた!
息子さんが幼いころ、ライオンキングが大好きで毎日のように吹き替えの日本語で観ていたから、当然Kazumiさんもセリフが再現できるほど全部頭に入っていた。
「ブロードウェイで英語で舞台を観た時、全部分かったんだよ!!」
これには、彼女も私も「えええーっ、すごい」「すごいよね!」って驚いた。
意味が全部わかるストーリーは、英語の音に慣れるのにとても効果があるらしい。意味は説明しなくても頭に入っていて、英語の音だけが新しい情報として聞こえてくるからではないだろうか。
新しい英語表現でも「英語だとそうやって言うのか~」とすんなりと納得できたりする。「となりのトトロ」でも「崖の上のポニョ」でもアナ雪でもいい、大好きな物語であなたも是非お試しあれ!
母の冒険が娘に与える影響とは?
(Q)英語好きになって良かったことは?
(A)外国人のインタビューが分かると楽しいよね。娘よりも分かる(笑)娘は行くのが怖くて海外の大学へ行かなかったのね。でも今は私の姿を見て、やっぱり行けばよかったと言ってる。これから自分でいくらでも行けるから大丈夫だけどね。
Kazumiさんの挑戦は続く。
友達とSkypeで英語で楽しく話せるようになったり、英語の格言やことわざを簡単に理解できるようになったら嬉しいね、と彼女は話す。
Kazumiさんの挑戦は、楽しく幸せに今日も続いている。
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