ハロウィンが近づき、お子さんと何を楽しめばいいか迷ってしまいませんか？あれもこれも準備しなきゃ！と気ぜわしく感じてしまいますよね。そこで幼児と楽しむハロウィンのために、絵本とジャコランタンを使って最も基本的で大切なことを伝えることをオススメしたいと思います。
絵本でハロウィンについて学ぶ
ハロウィンはここ数年日本でも大変人気のある欧米の文化イベントになっていますね。海外の文化を知ることは海外の人たちの暮らしや歴史・考え方を知ることであり、とても意義のある大切なことです。
衣装や食べ物飲み物・デコレーションなど派手な表面的なものばかりに目が行きがちですが、お子さんが海外の文化に出会う最初の場面ではまずその意味をきちんと説明してあげたいものです。特に年中行事の場合は１年に１度しか巡ってこないチャンス！その機会を是非有効に使いましょう。
幼児に説明するには絵本が最適です。
様々なハロウィン絵本がありますが、起源や年中行事としてのハロウィンをしっかり描いているこのような絵本をオススメしたいと思います。
簡単な英語で書かれているものを選べば、ハロウィンを学びながら英語にも慣れることができますね！是非パパ・ママが一緒に楽しんで読んでみてください。
ハロウィンの起源・由来
古代ケルト人は１１月１日を新年と考え、All Saints’ Day （万聖節）と呼び、あらゆる魔物がこの世にいられなくなる日と考えていました。そこで前夜である１０月３１日に魔物たちがいっせいに大騒ぎをするために現れると考えたのです。
「お菓子をくれないといたずらしちゃうよ！」という “Trick-or-Treat!” というセリフは、そういう本物のオバケたちに混ざって夜道をウロウロ歩き、オバケになりきって大騒ぎの仲間になるところから生まれています。
秋の収穫を感謝するお祭りでもあり、秋から冬になる頃で「太陽を悪魔に取られてしまう」と信じていたケルト人たちの恐れが生み出したお祭りとも言われ、様々な由来があるようです。
こんな楽しみ方はいかが？
Trick-or-Treatをする時、お子さんたちにこんな風に言うとより楽しめるかもしれません。
・後ろを見てごらん！ほら！本物のオバケがいるよ！
・ちゃんとオバケにならないと、本物のオバケに『おまえ人間だろ！！』って言われておそわれちゃうよ！
・驚かす時は‘BOO!!’「ブー！！」（わっ！！）って言うんだよ！
・Wow! You’re soooo spooky!!!
‘spooky「スプーキー」（気味悪い）’ はハロウィンで最高の褒め言葉！どんどん使ってほめてあげましょう！
なりきって楽しむと盛り上がって一段と楽しいですよね！
意外と知らない！？ジャコランタンのこと
ハロウィンにはオレンジ色のかぼちゃのちょうちんがつきものですね。Jack-o’-lantern と書いて、「ジャコランタン」と発音されます。Jack of lantern （ランタンのジャック）という意味ですね。
アイルランドの伝説で、生前に悪いことをしずぎたジャックという少年が天国にも行けず、悪魔をだまして怒らせたので地獄にも行けず、ランタンを持ってこの世をさまよっていると言われています。
ジャコランタンの飾り方
現在では、ハロウィンナイトにオバケや悪魔が家に入ってこれないように、「魔除け」として怖がらせるためにジャコランタンを使っています。ですから、飾るときは必ず家の外に置くか、窓から外向きに顔が見えるように置くようにします。
ジャコランタンの作り方・使い方
ジャコランタン用のオレンジ色のかぼちゃは日本かぼちゃと違ってとても柔らかく、幼児でも家族が注意してあげればナイフでくり抜くのも簡単です。最近では販売しているお店も増えましたので、入手できたら是非家族でチャレンジしてみてください！
ただ、主に豚の餌用に作られていますので、日本かぼちゃのように中身は食べられません。中は少しのワタと種が入っているだけの空洞です。スイカのような匂いがします。
かぼちゃのプリンなど手作りされる時には日本かぼちゃを使ってくださいね。
大人が注意して作れば、とても固いですが日本かぼちゃでもジャコランタンは作れます。
背の低いキャンドルに火を灯して蓋をすると、蓋が焼けてきてとても香ばしい、いい香りがします。ジャコランタンの灯りだけ残して部屋を暗くして、お化け屋敷をするのもとっても盛り上がりますよ！
楽しいことを家族で作り上げる喜びを！
これまで楽しんでこなかったおうちでも、絵本とジャコランタンを通じて、ハロウィンの意味を考えたり、オバケを想像したりすると幼児と楽しくハロウィンを過ごせると思います。大人も子供ごころを忘れず、本物のオバケに混ざってみてはいかがでしょうか？
Happy Halloween！！
